Ada Lovelaceアーキテクチャ NVIDIA RTX 6000 登場!

2022年9月19日-22日開催のNVIDIA GTC 2022 秋において、NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャを採用したワークステーション向けGPU「NVIDIA RTX™ 6000 Ada」が発表されました。
2023年1月20日より出荷を開始しました!

NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャで構築されたNVIDIA RTX 6000 Adaは、第 3 世代の RT コア、第 4 世代の Tensor コア、次世代 CUDA® コアを 48GB のGPUメモリと組み合わせることにより、かつてないコンピューティング パフォーマンスを実現します。

前世代 NVIDIA RTX A6000と比較して
NVIDIA RTX 6000 Adaは・・・

  • 前世代 RTX A6000 の2~4倍の性能を実現!
  • CUDAコアは、前世代 RTX A6000 の約1.8倍となる18,176コアを搭載
  • 最大消費電力は前世代 RTX A6000と同じ300Wのままで変更がなく、消費電力当たりの処理性能面でも大幅に向上
  • Tensorコア(AI)が第4世代に進化した他、RTコア(Ray Tracing)も第3世代へ進化、Video性能も強化され、プロフェッショナルグラフィックス、AI、コンピュートパフォーマンスの大幅な向上を実現

レンダリング、グラフィックス、AI、NVIDIA Omniverを使ったコンテンツ制作など、開発や研究をさらに加速します。

RTX A6000で16時間かかっていた作業が、
RTX 6000 Adaでは、5時間に短縮!

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NVIDIA RTX 6000 Ada
AIパフォーマンス
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NVIDIA RTX 6000 Ada
AIパフォーマンス

NVIDIA RTX 6000 Ada 特徴

NVIDIA RTX 6000 Ada-front
NVIDIA RTX 6000 Ada-right
NVIDIA RTX 6000 Ada-left
NVIDIA RTX 6000 Ada-top
NVIDIA RTX 6000 Ada

NVIDIA CUDA コア

NVIDIA RTX 6000 Adaは、単精度浮動小数点 (FP32) 演算の倍速処理により、デスクトップにおける複雑な 3D のコンピューター支援設計 (CAD) とコンピューター支援エンジニアリング (CAE) などのグラフィックスやシミュレーションのワークフローに適した驚異的なパフォーマンス向上を実現します。

第 3 世代 RT コア

NVIDIA RTX 6000 Adaは、前世代(RTX A6000)と比較して最大 2 倍のスループットを備えた第 3 世代 RT コアにより、動画コンテンツのフォトリアルなレンダリング、建築デザインの評価、製品デザインの仮想プロトタイプなどのワークロードのための圧倒的な高速化を実現します。
このテクノロジにより、レイ トレーシングによるモーション ブラー レンダリングをより高いビジュアル精度で高速化することができます。

第 4 世代 Tensor コア

NVIDIA RTX 6000 AdaのTensor コア(第4世代)は、より高速な AI コンピューティング パフォーマンスを提供し、前世代(RTX A6000)の 2 倍以上のパフォーマンスを実現します。
これらの新しい Tensor コアは、FP8 精度データ型の高速化をサポートし、独立した浮動小数点と整数のデータ パスを提供し、浮動小数点と整数を混合した計算の実行を高速化します。

48 ギガバイト GPU メモリ

48GB GDDR6 メモリを搭載した NVIDIA RTX 6000 Adaは、データ サイエンティスト、エンジニア、クリエイティブなプロフェッショナル向けに、レンダリング、データ サイエンス、シミュレーションなどの膨大なデータセットやワークロードを使用する作業に必要な大容量メモリを提供します。

PCIe Gen 4

NVIDIA RTX 6000 Adaは、PCI Express Gen 4 対応により、PCIe Gen 3 の 2 倍の帯域幅を提供することで、AI やデータ サイエンスなどのデータ集約型タスク向けに CPU メモリからのデータ転送速度が向上します。

仮想化対応

NVIDIA RTX 6000 Adaは、NVIDIA RTX 仮想ワークステーション (vWS) ソフトウェアをサポートすることで、個人のワークステーションを複数のハイパフォーマンスな仮想ワークステーション インスタンスとして使用できるため、リモートのユーザーがリソースを共有して、ハイエンドのデザイン、AI、コンピューティングのワークロードを進めることができます。

参考販売価格:1,280,000円(税込 1,408,000円)
短期レンタル価格:260,000円/月(税込 286,000円/月)
長期1年レンタル価格:103,000円/月(税込 113,300円/月)
発売時期:2023年1月
レンタルの詳細はこちら

NVIDIA Ada Lovelace GPUアーキテクチャについて

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NVIDIA Ada Lovelace

NVIDIA Ada Lovelace GPU アーキテクチャは RTX のパワーを加速し、レンダリング、グラフィックス、データ サイエンス、AI のパフォーマンスを大幅に強化します。完璧を目指した技術と最先端の革新的機能により、Ada は、プロフェッショナルのワークロードのため、RTX を新たな高みへと引き上げます。

Ada の機能にパワーを与えるテクノロジ

第 3 世代 RT コア

前世代の最大 2 倍のスループットと、レイ トレーシングとシェーディングまたはノイズ除去機能を同時実行可能な新しい第 3 世代 RT コアは、実写のようにリアルな映画コンテンツのレンダリングや、製品デザインの仮想プロトタイプ作成などのワークロードを大幅に高速化します。また、このテクノロジは、レイ トレーシングによるモーション ブラーのレンダリングも高速化し、ビジュアルの精度を高めて結果を高速化します。

CUDA コア

Ada ベースの CUDA® コアは、前世代 GPU と比較して単精度浮動小数点 (FP32) 演算に対して倍速処理をもたらします。3D モデル開発などのグラフィックス ワークフローや、コンピュータ支援エンジニアリング (CAE) のデスクトップ シミュレーションのようなコンピューティング ワークフローのパフォーマンスを大幅に向上させます。

第 4 世代 Tensor コア

ディープラーニングの行列乗算と積和演算に特化した第 4 世代 Tensor コアは、より多くのデータ型を高速化し、前世代の Tensor 行列演算と比較して 2 倍以上のスループットを実現する Fine-Grained Structured Sparsity 機能をサポートしています。Tensor コアのアップデートはまた、新しい FP8 精度モードを高速化します。独立した浮動小数点と整数のデータ パスにより、計算とアドレッシング計算を組み合わせてワークロードをより効率的に実行できます。

PCIe Gen 4.0

新しい Ada GPU は PCIe Gen 4.0 に対応し、PCIe Gen 3.0 の 2 倍の帯域幅を提供します。AI やデータ サイエンスなどの膨大なデータを利用するタスクで、CPU メモリからのデータ転送速度を向上させます。PCIe のパフォーマンスが高速化するため、GPU のダイレクト メモリ アクセス (DMA) 転送の速度も向上し、GPUDirect® から動画対応機器への動画データ転送や I/O が高速化する他、GPUDirect Storage も使用可能になります。

NVIDIA RTX 6000 Ada がシミュレーションを加速する

NVIDIA RTX 6000 Ada で強化された GPU 対応の空力シミュレーションは、製品開発を一段高いレベルに引き上げます。

RTX 6000 Adaは、最もパワフルな 3D デザイン/シミュレーション ツールを使用して、これまで以上に高速かつインタラクティブに製品を設計、シミュレーション、最適化できます。
ユーザーは忠実度の高いビジュアライゼーション/シミュレーション ワークフローを簡単に操作できます。複数のデザインをリアルタイムで瞬時に調査し、最適な設計方針を決定できます。

NVIDIA RTX 6000 Ada では、デザイナーやエンジニアは製品開発を加速し、遅延を回避し、可能な限り最高の製品を設計できます。

NVIDIA RTX 6000 Ada Generation Accelerates Engineering Simulations

NVIDIA RTX 6000 Ada 性能

NVIDIA RTX 6000 Adaと、前世代となる RTX A6000 の性能比較です。

NVIDIA ​RTX 6000 AdaNVIDIA ​RTX A6000
単精度性能91.1
TFLOPS
38.7
TFLOPS
RTコア性能210.6
TFLOPS
75.6
TFLOPS
Tensor性能1,457.0
TFLOPS
309.7
TFLOPS
NVIDIA RTX 6000 Ada vs 前世代 RTX A6000 性能比較

NVIDIA RTX 6000 Ada スペック

NVIDIA RTX 6000 Adaと、前世代となる RTX A6000 のスペック比較です。

NVIDIA RTX 6000 Ada​NVIDIA RTX A6000
CUDAコア18,17610,752
Tensorコア568336
RTコア142​84
GPUメモリ48 GB GDDR648 GB GDDR6(384bit)
メモリバンド幅960 GB/sec768 GB/sec
NVLink非対応対応
バスPCIe Gen 4 x 16PCI Express 4.0 x 16
ディスプレイコネクタDisplayPort 1.4 × 4 *DisplayPort 1.4 × 4
電源コネクタPCIe CEM5 16pin x1
(PCIe 8pin x 2 to PCIe 16pin 変換アダプタが同梱)
CPU 8pin x1
(PCIe 8pin x 2 to CPU 8pin 変換アダプタが同梱)
最大消費電力300 W300 W
重量1.179 Kg1.179 Kg
サイズ幅 266.70 mm
高さ 111.15 mm
厚さ  37.00 mm
2スロットサイズ
​(* ブラケット含まず)
幅 266.70 mm
高さ 111.15 mm
厚さ  37.00 mm
2スロットサイズ
​(* ブラケット含まず)
保証期間3年間 センドバック方式3年間 センドバック方式
発売時期2023年1月2020年12月
NVIDIA RTX 6000 Ada vs 前世代 RTX A6000 スペック比較
NVIDIA RTX 6000 Ada
NVIDIA RTX 6000 Ada
NVIDIA RTX 6000
NVIDIA RTX A6000

*ディスプレイ ポートは RTX 6000 ではデフォルトでオンになっています。vGPU ソフトウェアを使用する際には、ディスプレイ ポートをオフにしてください。

※ RTX 6000 Adaは、NVLink 非対応です。NVLink を使用する場合には RTX A6000 をご利用ください。
※ RTX 6000 Adaの電源ピンは PCIe 16Pin (RTX A6000は CPU 8Pin)となります。

NVIDIA GPU 一覧表PDF

弊社で取り扱っているNVIDIA GPUの性能・スペックを一覧にしました。PDFファイルをダウンロードすることができます。

List_NVIDIA-GPUs_202402
2024年2月版
(2024年3月6日掲載)

NVIDIA GPU 拡張保証サービス

NVIDIA GPUは「3年間センドバック保証(無償修理・交換)」のメーカー標準保証が基本として含まれていますが、
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