グループ会社 プロメテック・ソフトウェアによるプログラム高速化 受託サービスをご利用いただき、同時に、NVIDIA A100 Tensor Core GPU搭載サーバーを導入いただいた早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 教授 山路 哲史 先生にお話を伺いました。

研究コードの高速化に至った背景やその効果、オンプレミスとクラウドを使い分けている点など、参考にしていただけたら幸いです。

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シミュレーションをGPUコード化し計算速度を飛躍的に向上

早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 様

課題背景

・研究コードをGPU化、計算の並列化の効率を上げて、先進解析を活用したい。
・オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境で、研究を効率化したい。
・計画通りに目標成果のアウトプットが求められる国の事業を着実に進めることが出来るプロジェクト体制を構築したい。

早稲田大学 山路哲史 先生は、原子炉設計工学や原子炉物理学などを専門に研究されてきました。

現在は、2011年に事故を起こした福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、先進的なシミュレーション手法を駆使し、「どのように事故が進展したのか」を明らかにしようとしています。

高さ4メートル級の炉心が溶け落ちて数日以上にわたった福島原発事故。
これほど大規模な事象をシミュレーションして解析するには、今までの計算リソースでは対応できないという課題がありました。