Day3:GPUスパコンセッション

Technical Session 2

2021年11月25日(木)13:30スタート

GPU2021「GPUスパコン セッション」は、​​​東京大学 下川辺 先生、エヌビディア 丹 様にオーガナイザーを昨年に引き続き務めていただきます。
基調講演に、理化学研究所 センター長 松岡 聡 先生をお招きし、AI、デジタルツイン、自動車、シミューレーション技術に関する新しいものづくりのお話を中心に、富岳の最新研究事例についてご紹介いただきます。
その他の講演では、GPUコラム「OpenACCではじめるGPUプログラミング」の執筆者である東京大学 星野先生より、コラム中級編の内容から「マルチGPU」プログラミングについて、わかりやすくご説明いただきます。

そして、九州大学 渡辺先生より「マルチGPU」を活用したシミュレーション事例、山口大学 鳴海先生より実際に「OpenACCで高速化」した研究成果についてご講演いただき、エヌビディア講演では、オープンソースソフトウェア(OSS)のアプリケーションに関するGPU性能についてお話いただきます。

座談会では、HPC技術の動向などについて、ざっくばらんにディスカッションしていただきます。

 ✓ 座談会で取り上げてほしいテーマを募集します!参加登録時にご記入ください。

 ✓ 当日はZoom の Q& A機能を使用して、質問を受け付けます。
いいねの数が多いものから取り上げ、司会よりスピーカーへ質問をします。

 ✓ 開催後の録画配信は行ないませんので、貴重なご講演、座談会をリアルタイムでお楽しみください!

Day3 ​タイムスケジュール

※プログラムの変更や、更新をした際は、メールにてご連絡させていただきます。→ メルマガ登録はこちら

13:30-13:35オープニング
(5分)
 
13:35-14:05基調講演
(​30分)
富岳が実現するSociety5.0時代のものづくり
国立研究開発法人 理化学研究所 計算科学研究センター
​センター長 松岡 聡 先生
14:05-14:20質問タイム
​(15分)
 
14:20-14:25コマーシャルタイムA
(5分)
GPU搭載でCAEに最適なHPワークステーションのご紹介
株式会社日本HP ワークステーションビジネス本部 専任本部長 小島 順​ 様
14:25-14:45講演1
(20分)
OpenACCとMPIによる​マルチGPUプログラミング
東京大学​ 情報基盤センター
助教 星野 哲也 先生​
14:45-15:00質問タイム
(15分)
 
15:00-15:05コマーシャルタイムB
(5分)
今から現場で使える ​粉体シミュレーションソフトウェア「iGRAF(アイグラフ)」
株式会社構造計画研究所 SBDエンジニアリング部 山口 賢司 様
15:05-15:25講演2
(20分)
マルチGPUを用いた格子ボルツマン法による大規模流体シミュレーション
九州大学 応用力学研究所
助教 渡辺 勢也 先生
15:25-15:40質問タイム
(15分)
 
15:40-15:45コマーシャルタイムC
(5分)
菱洋エレクトロがご提供する、NVIDIA GPUソリューションご紹介
菱洋エレクトロ株式会社 ソリューション事業本部 四方田 耕輔 様
15:45-15:55休憩タイム
(10分)
 
15:55-16:00コマーシャル
タイムD
(5分)
プロメテック HPCソリューションサービス ご紹介
プロメテック・ソフトウェア株式会社 新規事業開発部 鈴木 善博
16:00-16:20講演3
(20分)
乱流数理モデルの数値計算 OpenACCによるオブジェクト指向プログラミングの高速化
山口大学 創成科学研究科
准教授 鳴海 孝之 先生
16:20-16:35質問タイム
​(15分)
 
16:35-16:55講演4
(20分)
GPUで加速される様々なアプリケーション
エヌビディア合同会社 ​エンタープライズ事業本部
​HPCデベロッパーリレーションズ 古家 真之介 様
16:55-17:10質問タイム
​(15分)
 
17:10-17:15コマーシャル
タイムE
(5分)
One Platform, Multi Environmentを実現する AXXE-L by XTREME-D
エクストリームーD株式会社 CTO 長尾太介 様
17:15-18:05Day3座談会
​(50分)
HPC技術の今・課題・この先

モデレータ
エヌビディア合同会社 ​エンタープライズ事業本部 HPCデベロッパーリレーションズ 古家 真之介 様

登壇者
・東京大学​ 情報基盤センター 助教 星野 哲也 先生​
・九州大学 応用力学研究所 渡辺 勢也 先生
​・山口大学 創成科学研究科 准教授 鳴海 孝之 先生
・プロメテック・ソフトウェア株式会社 廣川 祐太

Day3  講演概要

※プログラムの変更や、更新をした際は、メールにてご連絡させていただきます。→ メルマガ登録はこちら

< オーガナイザー >
・東京大学 情報基盤センター 准教授 博士(理学)​下川辺 隆史 先生
・エヌビディア合同会社 HPC ソリューションアーキテクト 博士(工学)丹 愛彦 様


13:30-13:35

オープニング
(5分)


13:35-14:05

基調講演
(​30分

富岳が実現するSociety5.0時代のものづくり

国立研究開発法人 理化学研究所
計算科学研究センター
センター長 
松岡 聡 先生

2021年3月に10年もの研究開発期間を経て運用が開始された我が国のフラッグシップスパコン「富岳」は、世界トップクラスの性能とともに、ユーザやアプリケーションに関する広い汎用性や、他のITとの高い整合性を目指して設計されています。
これにより、従来スパコンが一部の分野で実現していた高度な第一原理やAIを用いたシミュレーション技術が、IT全般に普及し、Soceity5.0へ向けたDXの中心的な役割を果たすでしょう。

いわばシミュレーションのメインストリームである「シミュレーション・ファースト」の広い適用性は、ものづくりにも大いなるDXをもたらし、我が国の椀業競争力の強化につながります。
現在富岳ではそれをめざしたさらなるマシンやソフト、運用や企業連携の高度化が推進されており、今後のSociety5.0の中心的な存在となることを目標としています。

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東京大学理学系研究科情報科学専攻、博士(理学)。
東京工業大学・学術国際情報センター教授、産総研・東工大RWBC-OILラボ長を経て、2018年より現職。
東工大・情報理工学院特任教授。米国計算機学会ACM フェロー(2011年)、スパコン分野での最高峰IEEE Sidney Fernbach賞を日本人として初受賞(2014年)
​2020年より三期連続・史上初世界ランキング1位・四冠 (TOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500)を達成したスーパーコンピュータ「富岳」の総責任者。


14:05-14:20

質問タイム
​(15分)


14:20-14:25

コマーシャル
タイムA
(5分)

GPU搭載でCAEに最適なHPワークステーションのご紹介

株式会社 日本HP ワークステーションビジネス本部
専任本部長 小島 順​ 様

CAEに必須なハードウエアはどのように選択したらよいでしょうか?
​ハードウエア選びのポイントと、GPU搭載でCAEに最適なHPワークステーションの特徴とお勧め構成、ソリューションをご紹介します。導入のご参考にしていただけますようお願いいたします。


14:25-14:45

講演1
(20分)

OpenACCとMPIによる​マルチGPUプログラミング

東京大学​ 情報基盤センター
助教 
星野 哲也 先生​

今あるプログラムをGPUで動かしたい!そんな時には特殊なコメント文をお手持ちのプログラムに挿入するだけでGPUが使えるようになるOpenACCが便利です。
しかし、一つのGPUを動かすだけならOpenACCだけで良いのですが、最近のサーバが搭載する複数のGPUを同時に利用するためには、もう一手間必要になります。
​本講演では、OpenACCとMPIを組み合わせたマルチGPUプログラミングについてお話しします。

★関連コラム →​​「OpenACCではじめる​GPUプログラミング 中級編」

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2016年~現在 東京大学情報基盤センター
              スーパーコンピューティング研究部門 助教
​2018年 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 
​           数理・計算科学専攻 博士課程修了 博士(理学)


14:45-15:00

質問タイム
(15分)


15:00-15:05

コマーシャル
タイムB
​(5分)

今から現場で使える
​粉体シミュレーションソフトウェア「iGRAF(アイグラフ)」

株式会社構造計画研究所 SBDエンジニアリング部
山口 賢司 様

iGRAF(アイグラフ)とは、製造現場の粉体に関する課題を可視化することで解決する粉体シミュレーションソフトウェアです。その特徴は、搭載された最先端の物理モデルと操作性の高さにあります。
​本プレゼンでは、iGRAFの特徴である気流との連成解析機能を用いて、粉体トラブルの中でも頻発する「偏析」の対策を行った解析事例をご紹介します。


15:05-15:25

講演2
(20分)

マルチGPUを用いた格子ボルツマン法による大規模流体シミュレーション

九州大学 応用力学研究所
助教 
渡辺 勢也 先生

複雑な流体現象のシミュレーションには、高解像度メッシュによる大規模計算が有効です。
大規模流体シミュレーションに適した格子ボルツマン法とマルチGPUコンピューティングを組み合わせることで、複雑な流体現象の高効率な解析が行えます。
​本講演では、格子ボルツマン法のメッシュ生成とマルチGPU並列化、スパコンでのスケーリング性能を示し、実問題への適用として海洋工学アプリケーションについて紹介します。

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2019年3月 東京工業大学 工学院 機械系 機械コース 博士課程修了 博士(工学)
2019年4月–2019年12月 東京工業大学 学術国際情報センター 研究員
2020年1月–現在 九州大学 応用力学研究所 助教


15:25-15:40

質問タイム
(15分)


15:40-15:45

コマーシャル
タイムC
(5分)

菱洋エレクトロがご提供する、NVIDIA GPUソリューションご紹介

菱洋エレクトロ株式会社 ソリューション事業本部
四方田 耕輔 様

菱洋エレクトロは、NVIDIA 国内正規代理店としてNVIDIA製品をご提供しております。
NVIDIA OEM製品を含めた菱洋エレクトロがご提供するNVIDIA GPUソリューションをご紹介させて頂きます。


15:45-15:55

休憩タイム
(10分)


15:55-16:00

コマーシャル
タイムD
​(5分)

プロメテック HPCソリューションサービス ご紹介

プロメテック・ソフトウェア株式会社 新規事業開発部
鈴木 善博

本講演では、研究者向けHPCコンサルティングサービス(内製コード及びOSS対象計算高速化,HPCシステム設計)及び企業内CAE担当者向けハイブリッド(オンプレミスとクラウドコンピューティング)環境提供とシステム構築コンサルティングサービスをご紹介させて頂きます。


16:00-16:20

講演3
(20分)

乱流数理モデルの数値計算
OpenACCによるオブジェクト指向プログラミングの高速化

山口大学 創成科学研究科 
准教授 
鳴海 孝之 先生

乱流発生の理解を目指す上では偏微分方程式で記述された数理モデルの研究が有効であり、その解を求めるには差分法による大規模計算が必要となります。
高次元系の計算をするにあたり、PROMETECH社のサポートを受けて、オブジェクト指向で構築されたプログラムをOpenACC化しました。​
本講演では、研究成果の説明に加えてGPUコード化の経緯や修正箇所に言及することで、GPUコード化を検討している方々への一助となることを目指します。

★関連コラム→ プロメテック ユーザーインタビュー

プロフィール はこちら

東北大学大学院工学研究科 博士課程修了、博士(工学)
2017年より山口大学創成科学研究科 講師、2020年より同 准教授
非線形科学の数理モデルを物理理論と計算科学の立場から研究しています。


16:20-16:35

質問タイム
​(15分)


16:35-16:55

講演4
(20分)

GPUで加速される様々なアプリケーション


エヌビディア合同会社 ​エンタープライズ事業本部
HPCデベロッパーリレーションズ 
古家 真之介 様

数値解析を行う研究者や技術者の目的は、研究成果を得ることや設計等の業務を終わらせることであり、計算速度の向上がこれらの効率化に直結します。
アプリケーションの高速化は様々な方法があり、その一つがアクセラレータを用いることです。
本講演では、どのようなアプリケーションがGPUにより加速され、またどれくらいの性能向上が得られているかについて、オープンソースソフトウェア(OSS)を中心に紹介します。

プロフィール はこちら

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。
東京大学、国内IT系企業を経て、2018年エヌビディア合同会社に入社、HPC領域におけるGPU利用を促進する活動に従事。
​好きな言語はFortran、座右の銘は「明日は明日の風が吹く」。


16:55-17:10

質問タイム
​(15分)


17:10-17:15

コマーシャル
タイムE
(5分)

One Platform, Multi Environmentを実現する
AXXE-L by XTREME-D

エクストリームーD株式会社
CTO 長尾太介 様

AXXE-Lは、One Platform, Multi Environmentsという新しいコンセプトに基づくHPCサービスです。
​オンプレミス、クラウドなど複数のHPC環境に対応し、すべての操作がウェブブラウザーで実行可能です。今回は、CAE/CFDといった従来型のHPCはもちろん、深層学習、VDIなど、さまざまなワークロードに対応しているAXXE-Lの最新情報をご紹介させていただきます。また、今後追加が予定されている新機能やAXXE-L自体の製品戦略についてもご紹介させていただきます。


17:15-18:05

Day3座談会
​(50分)

古家 真之介 様

HPC技術の今・課題・この先

モデレータ
エヌビディア合同会社 古家 真之介 様

星野 哲也 先生​
渡辺 勢也 先生
鳴海 孝之 先生
廣川 祐太

登壇者

・東京大学​ 情報基盤センター 助教 星野 哲也 先生​
・九州大学 応用力学研究所 渡辺 勢也 先生
​・山口大学 創成科学研究科 准教授 鳴海 孝之 先生
・プロメテック・ソフトウェア株式会社 廣川 祐太

Sponsors
Highly Recommended

スポンサー様からの「おすすめ製品」をご紹介させていただきます。* 順不同

プラチナスポンサー


株式会社 日本HP

次世代データサイエンスを加速、
AIシステムのエッジ端末として利用が進む​HPワークステーション

国内外のデータサイエンティストにはHPワークステーションユーザーが多くおります。3600万行のデータベースを扱うのに最適なモバイルワークステーションから、40~50億行の大規模なデータセット処理を可能にするハイエンドワークステーションまで、多彩なラインナップがありAI・ディープラーニングにも多く利用されています。クラウドやサーバーと比較して高いコストパフォーマンスでデータサイエンス環境を構築可能です。


菱洋エレクトロ株式会社

NVIDIA® RTX™ Ampereシリーズ

デスクトップ ワークステーション向けの世界で最もパワフルなビジュアル コンピューティング GPU である NVIDIA® RTX™ シリーズ を使用して、次世代の革新的なデザイン、科学的なブレイクスルー、没入型エンターテイメントを解放しましょう。最先端のパフォーマンスと機能を備えた  NVIDIA® RTX™ シリーズ  は、あなたのインスピレーションのスピードに合わせた作業を可能にするため、今日の緊急のニーズや、明日の急速に進化する計算負荷の高いタスクにも対応できます。


株式会社構造計画研究所

受託解析サービス FES

受託解析サービス FESは、機械内部の流体の動きをシミュレーションを用いて可視化し、実現象を原理原則に基づき解明することで、お客様の課題解決を支援する技術コンサルティングサービスです。
弊社では、20数年前から製造業向けのCAD/シミュレーションのソフトウェアを提供しております。ソフトウェア開発、化学メーカー、自動車メーカーでの経験を持つエンジニアがサポートしますので、スピーディに課題解決まで導くことができます。


ゴールドスポンサー


株式会社アスク

Anacondaコマーシャルエディション/​チームエディション

Anacondaは「データサイエンス」や「機械学習関連アプリケーション」のためのPythonおよびR言語用のディストリビューションです。
「データサイエンス」や「機械学習」を行う際に必要となるライブラリを1つずつインストールすることなく、必要となる環境を即座に構築することができます。


エクストリームーD株式会社

AXXE-L by XTREME-D

AXXE-Lは、One Platform, Multi Environmentsという新しいコンセプトに基づくHPCサービスです。オンプレミス、クラウドなど複数のHPC環境に対応し、すべての操作がウェブブラウザーで実行可能です。
異なる複数のHPC環境に対し、GPUの適材適所での利用が可能となることから、従来のGPUに対応したCAE/CFDだけでなく、深層学習、VDIなど、一つのプラットフォームでさまざまなワークロードに対応可能です。また、統一的運用ができることから管理者の運用管理作業も効率化されます。


株式会社サイコム

Aqua-Master TRX40A

32コアによる圧倒的なマルチタスクパフォーマンスを発揮システムの冷却を司るCPUクーラーには240mmサイズのラジエータを採用した水冷一体型 ユニットを標準装備。劣化や水漏れ、揮発の心配がなく、外装は布巻を施すことで耐久性を 向上させた特殊カスタムチューブを採用しています。熱伝導効率に優れた銅製ベースプレー ト、独自設計のバットウィングとツイスターベアリングにより、500〜1500RPM±10%とい う広いレンジの回転数ながら、ノイズは18dBA以下に抑えた、冷却性と静音性のバランスに 優れた水冷一体型CPUクーラーです。


後援

   

    

     

     

共催

GPU2021
3 days

テーマごとに3日間にわけて、オンライン(Zoom)で ライブ開催します。

参加費:無料 (事前登録制)

 開催後の録画配信(オンデマンド配信)は行ないませんので、リアルタイムでお楽しみください。
 講演資料PDF は、当日案内するアンケートにご回答いただいた方に配布します。配布可能な講演は後日、ご案内します。
 ​当日のアンケートにご回答いただいた方の中から抽選で、豪華景品 が当たる!を今年も行ないます!