Login VSIは、業界標準のベンチマークツールです。
Login VSIの負荷発生モジュール(VSI Launcher)を搭載したWindowsサーバから、測定対象のVDIサーバに対してワークロード(負荷)をかけて、そのレスポンスタイムなどを解析・評価します。
これにより、快適に使える最大ユーザ数 / セッション数の値(VSImax値)が把握できます。ワークロードは、オフィスで典型的に使用される10種類以上のアプリケーションを動作させることによって行ないます。動作パターンには、6種類のテンプレートが用意されており、ワークロードを自動発生させることができます。
仮想デスクトップ(VDI)システムのリリース前における性能評価は難しく、リリース後に性能が足りない、あるいは過剰な設備だったということが多々あります。
Login VSIは、すべてのWindowsベースの仮想化デスクトップに対応し、カスタマイズ可能なワークロード、エージェントレスインストールと最低限のインフラストラクチャ要件で、テスト期間を短縮することもできます。
自動で負荷をかけて測定・解析
Login VSIは、VDIやSBCシステムに自動でワークロード(負荷)をかけて、パフォーマンスやスケーラビリティ・キャパシティを測定・解析します。
ワークロードは、Windowsをはじめ、オフィスで典型的に使用されるアプリケーションを動作させるテンプレートが複数用意されていますが、カスタマイズにより、独自開発したアプリケーション等もワークロード内に含めることができます。

誰もが認める「VSImax値」
Login VSIの負荷試験結果により、VSImax値がレポートされます。
この値は、測定対象のシステムが最大でいくつのVDI数が快適に利用できるかを示しています。
多くの大手ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダーが、ベンチマーク結果として、VSImax値を公表しており、業界標準値として認められています。

様々な切り口からグラフで表示

を念頭にサイジング
ストレージ性能の評価も可能
VDIは、オフィスでの利用に限らず様々な分野に拡がっています。
最近では、ストレージに大きな負荷をかける利用が増えてきていますが、Login VSIはストレージにも対応しています。
他のワークロードと同様にオフィス系のアプリケーションを利用して、ストレージにI/O負荷をかけます。

ストレージへの負荷が軽いWebブラウジングは、ほとんど利用せず、OutlookやWord、Excel等を中心に利用して負荷をかけます。
その際に、メールも含めたファイルの大量読み込み、大量コピーを行ってストレージへの負荷(I/O)を増加させます。
ワークロード(負荷)テンプレート「Login VSI Workloads」
VDIにかける負荷は、オフィスユーザー用として負荷の軽い順に、タスクワーカー、オフィスワーカー、ナレッジワーカー、パワーワーカーのテンプレートが用意されており、想定されるユーザーの属性にあわせて、試験する負荷を選択します。
ワークロードのカスタマイズも容易に行うことができます。また、ストレージへの負荷用としてストレージワークロード、画像系の負荷用としてマルチメディアワークロードも用意しています。

CPU Usage | Disk Reads | Disk Writes | IOPS | Memory | vCPU | |
---|---|---|---|---|---|---|
タスクワーカー | 70% | 79% | 77% | 6 | 1GB | 1vCPU |
オフィスワーカー | 82% | 90% | 101% | 8.1 | 1.5GB | 1vCPU |
ナレッジワーカー | 100% | 100% | 100% | 8.5 | 1.5GB | 2vCPU |
パワーワーカー | 119% | 133% | 123% | 10.8 | 2GB | 2vCPU+ |
Login VSI アーキテクチャ

- Login VSIは、特別なインフラストラクチャを必要とせず、標準的なWindowsベースのハードウェアを使用していませんので簡単にインストールして使用することができます。
- Login VSIは、すべてのWindowsベースの仮想化デスクトップソリューションで動作します。
- Login VSIは、任意の言語ですべてのWindows OSまたはMicrosoft Officeバージョンをサポートしています。
Login VSI 提供モジュールとシステム要件
■ VSI Launcher
Target Machine に多数のセッションを張ります。
- “VSI Launcher”(負荷の起動、管理)、”VSI Analyzer”(結果解析)が稼働
- Windows 8, 8.1, 10, 2008, 2008R2, 2012, 2012R2, 2016, 2019 で稼働
- Microsoft .NET Framework 4.5.2
- Microsoft .NET Framework 3.5
- Target machine(測定対象)に応じたVDIクライアントをインストール(Citrix ICA / HDX、Microsoft RDP、VMware PCoIP等)
- 25セッション毎に、Launcherを設定(2vCPU/4GBメモリのリソース)
■ Target Machine
VDI システムです。
- 測定対象となる VDI に “VSI Target Client” をインストール
- Windows 8, 8.1, 10, 2008, 2008R2, 2012, 2012R2, 2016, 2019 上で稼働
- Microsoft .NET Frameworks 3.5
- Microsoft Office(2007, 2010, 2013, 2016のいずれか)をインストール
■ VSI Share
Windows 共有フォルダです。
(Login VSI のバイナリ(Management Console、Analyzer、Session Monitor等)、測定結果、設定ファイル、ライセンス等を保存するため)
- Windows Server上に共有フォルダを作動
- Windows Server 2008R2, 2012, 2012R2, 2016, 2019
- Microsoft .NET Framework 3.5
- Microsoft .NET Framework 4.5.2
■ Active Directory
Login VSI 用のグループ、ユーザを用意します。
- Active Directory サーバに ”VSI AD Setup” モジュールをインストール
Login VSI ライセンス体系
LoginVSIは、期間限定ライセンス(12ヶ月)と年間サブスクリプションがあります。
ユーザーワークロード数は250ユーザー以上で段階的に用意しています。サポート、メンテナンスが提供されます。
価格については、お問い合わせください。
保守内容
ライセンス費用に保守が含まれています。
ライセンス期間中は対象製品の最新バージョンがご利用になれます。
また、サポートセンターに対して 製品使用方法等の e-mail による問い合わせが可能です。
結果の解析やワークロードのカスタマイズに関する件、レポート作成等については保守に含まれませんが、別途有償にてご提供しております。
VDIシステム ライフサイクル

「Login PI」については、こちらよりご確認ください。
Login VSI 20日間無料トライアル
20日間限定で、20ユーザワークロードの利用が可能です。ぜひお試しください!
- ライセンス発行日より20日間、20ユーザワークロードまで利用可能です。
- 無償版はLogin VSI の基本機能と代表的な負荷シナリオがご利用いただけます。有償版と機能差はございません。ワークロードのカスタマイズも可能です。
- 1ドメイン内での利用に限定されます。
- Windows日本語環境に対応しています。詳しくはお問い合わせ下さい。

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